協力業者様への作業指示とその段取りをしています。洗浄装置の組立や調整、検査のほか、お客様の工場への搬入、据付、立ち上げ、調整を行います。また協力業者様と円滑に業務を行うための段取りや調整も担っています。

ものづくりや機械いじり、図面を見て機械や装置の構造を理解することが好きなので、装置の製造に携わりながら楽しく学んでいます。社内には専門知識を持っている方もおり、仕事のみならず、いろいろなことを教えてくださいます。
またプレテックは、出張が多いのが特徴です。多いときは1カ月の半分くらい出張していることもあります。
出張先が多い分、接するお客様も多いので、多様な価値観の方々とコミュニケーションを取れることも貴重な経験になります。私はドライブが好きなので、今まで通ったことのない道を走行したり、出張先やその道中で新しい景色を見たりできることにも魅力を感じています。

装置を制御させるソフトのエンジニアとして携わっています。具体的には、機械制御の装置の部品設計、装置タッチパネルの画面設計、通信の確認、社内や納入先での不具合対応などを担当しております。
社内でソフトの設計に従事するだけでなく、客先で新規導入する装置の立ち上げや、既存装置の改造のために社外で業務することも多いです。

お客様の工場に納品した装置の改造工事を担当していたときのことです。仕様通りに社内でソフトを設計したあと、現地で装置の改造を実施していました。
作業は順調に終わり、お客様に動作確認していただいたところ、お客様から追加の要望をいただきました。限られた時間の中で経験のない作業を行うことになったのですが、同僚のサポートを受けながら、何とか要望にお応えすることができました。自分自身の達成感もありますが、何よりもお客様に喜んでもらえ、感謝の言葉をいただけたことの充実感は忘れられません。

ソフト設計のエンジニアとしての技術を磨くことは大切ですが、それ以上に大切なのはコミュニケーションの能力であると感じています。
私たちの設計するソフトは、現地で動作の確認をするところまで、設計者が担当します。現地では実際にご利用いただくお客様とお話させていただく場面もあります。たとえお客様が具体的に口に出さない要望であっても、お客様のお考えを想像し、提案につなげることで、お客様との信頼関係を築けると考えています。私たち制御設計の業務では、コミュニケーション能力が一番必要な能力ではないかと思います。

入社直後に、3カ月程度の新入社員研修を受けます。その後は、正式配属となり、その時々の自分の能力に見合った業務を与えられ、先輩社員の指導を受けながら専門技術を身に付けていきます。私の場合は、タッチパネルの設計から始まり、機械制御の装置の部品設計を行いました。タッチパネルの設計業務は、装置の全体像を理解することにつながり、大変に勉強になったことを覚えています。
私たち制御設計のグループでは、2週に1回程度の頻度で勉強会も開催していて、若手社員が着実に成長できる環境が整っていると思います。
その上、先輩社員が親切に教えてくれるので、自発的に相談すれば、その都度教えてもらえる環境があります。

当社の洗浄装置は、大きいものでは全長15m、高さ2.5ｍ、横幅2ｍもあります。私はそうした大きな装置の機械設計を担当しております。新しい装置の設計もあれば、お客様の工場で既に稼働している装置を改造するための設計もあります。
洗浄装置は、家庭用の洗濯機で言えば洗剤に当たる「薬液」を使って、被洗浄物を洗浄します。私は主に、その薬液の配管設計のエンジニアとして携わっています。

初めて機械設計のエンジニアとして携わった装置が印象に残っています。会社としては製作実績のある装置でしたが、機械の大部分の設計を担当したため、私にとってはすべてが新鮮でした。先輩社員に教わり、また過去の製作図面も参考にしながら設計しましたが、いざ装置を組み立ててみたらなかなか思うように動作せず、大変苦労しました。しかし、何度も先輩社員に相談しながら一つ一つ問題を解決し、最終的には正常に稼働させることができたことが嬉しく、とても良い経験になりました。
当社の洗浄装置は特注品が多いこともあり、自分のアイデアで図面を描ける場合がありますが、稀に独りよがりの設計になってしまうことがあります。装置の組み立てやすさ、装置のメンテナンスのしやすさなど、設計時には想定できなかったことがよくあります。こうした点を配慮して設計する必要もあるため、装置に関わる方々の目線で考える想像力が求められることを痛感しました。